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posted by: - | 2009.08.06 Thursday | |
キャリアの節目とモティベーションの自己調整
 このブログのなかで、.皀謄ベーションの自己調整と節目のキャリア・デザインというふたつの繋がりについて、日頃考えていることと、△泙拭△海里海箸某爾かかわるワークショップが神戸大学で開催されることについて、記しています。後者については、高橋さんのブログにも案内があります。最初に、一言お願いなのですが、この会合について、事務局の現代経営研究所(担当、若命;メールアドレス=bi@riam.jp; ファックス番号=06-6201-8687)に問い合わせや申し込みをされるときには、必ず「KIMPSブログを見た」と明記なさってください。当日の受付準備の都合上です(当日も受付でも、「経営人材研究所(KIMPS)経由で申し込んでいます」とおっしゃってください)。
 
 野暮な出だしですみませんでした。さて、以下が本題です。

 モティベーションは、どんなにやる気満々のひとでも、時系列で見れば、アップダウンがあります。いつもハイテンションだとすり切れるし、いつもダウンなら、生きていることになりません。モティベーションはそういう意味ではリズムを伴うダイナミックなプロセスです。神戸大学では、わたしと大学院生の森永雄太さん、それから金井ゼミ卒業生で会社を経営している佐藤栄哲さんとで、モティベーションの自己調整という観点からデイリーのやる気データを集めています。だれだったアップダウンがあり、そして、アップダウンの理由を語ることができます。自分のやる気がどんなときに上がり、どういう場面で下がるかがわかれば、自分のやる気を自己調整するために、自分のモティベーション持論を持つ第一歩を歩んでいることになります。

 もっと時間幅を長くとると、人生やキャリアにもアップダウンがあります。ライフラインとかイキイキチャートと呼ばれる簡単な方法で、これまでの自分の歩みを振り返ると、だれだった、山有り、谷有りではないでしょうか。しかも、モティベーションの自己調整のときと、同様に、下がっているきっかけ、上がり始めた理由を語ることができます。つまり、イキイキチャートの折線になっている部分には、ライフイベント(異動、昇進、左遷、病気、引退など)があります。そして、だれもが折線のところで、契機、下降や上昇の理由を語れます。

 モティベーションを自己調整し、キャリアを節目でデザインすることをわたしはこれまで奨励してきましたが、今、マイナス極では、モティベーションの低迷がキャリアの節目の苦労にかかわっているとき(たとえば、くぐるのに苦労する大きな節目)、プラス極では、モティベーションの高揚が人生の節目の喜びにかかわっているとき(多くのひとがイキイキチャートで、第1子の誕生で、仕事もがんばらなきゃという気になったと述べられます)のように、キャリアの節目がモティベーションの変曲点と重なるところにおおいに興味があります。陸上競技にたとえて、モティベーションが瞬発力、キャリアが持続力だとしたら、瞬発力のアップダウンと、キャリアのアップダウンが重なるときがあります。どっちもダウンのときはたいへんです。

 きっかけは、職場の高橋潔さんとわたしの研究室で博士号を修めた小川千里さんをリーダーとする研究グループが、Jリーガーに焦点を合わせてトップアスリートが引退の節目をどのように乗り切ったかについて、とても深い、深い、インタビュー調査をしておられることです。わたしも、何名かのインタビューの同席させてもらって感動しました。いっぱい力をもらいました。たいへんなところをどうくぐったかを語り終えた調査協力者も、語ってよかったと言ってくださるのがとてもうれしいです。そんなインタビューは、しばしば、3、4時間もの長さに及んでいます。小川さんの聞き方がていねいでうまく共感的だからでしょう。

 さて、神戸大学では、今週の週末の6月17日に、高橋さんの企画で、この下に引用(ペースト)するような集中研究会(ワークショップ)を開催します。その結果は、神戸大学大学院経営学研究科が中心になって組織している現代経営研究所の機関誌『ビジネス・インサイト』に後日、掲載されます。でも、関西にいて、ライブでご覧になりたいと思われる方は、つぎのアドレス宛で、現代経営学研究所ビジネスインサイトワークショップ事務局の若命さん宛に問い合わせてください(現代経営学研究所 )。問い合わせれば、おわかりになるとおり、大学で開いている会合の割に高いのが、内部者のわたしもちょっといつも気がかり、かつ気に入らないのですが、ご理解いただくための一言といたしましては、大学も自主財源がいるため、こんな風になっています(せ・ち・が・ら・い)。なお、事務局の若命さんとのやりとりのあと、日程的に可能で、出席なさりたい場合には、「経営人材研究所のブログを見て、問い合わせ、もしくは申し込みをしています」と必ず明示してください(事務局の受付準備の都合上)。ともあれ、高橋さんもわたしも、下記のペーストのとおり、すばらしいゲストをお招きできるこの会合を最高のものにしたいと思って、全力投球します。

 トップ・アスリートが若い時期に引退するときに、その節目で生じる空白感覚は、ただ
やる気が減衰するというモティベーションの自己調整だけの問題でなく、この引退というキャリアの大きな節目に空いた穴(現役の選手のときには埋まっていたところ)をどう埋めるかという見通しを構成する必要のある時期です。

 頂点を極めたようなアスリートから、いっぱい感動的な話をお聞かせいただき、気づきが深く、いただける元気も純粋なそういう一日になったらと期待、希望しております。




<ここからは神戸大学の同僚で、MBAの組織行動をいっしょに担当している高橋 潔さん執筆の趣意書より、ペースト> →高橋さんが、わたしの書き込みに先立って、ブログに投函してくださっていました。高橋さん自身の趣旨の説明は、そちらをご覧ください。

現代経営学研究所 第58回ワークショップ
「トップアスリートのキャリア・トランジションから学ぶ」
日時:2007年6月17日(日) 13:30〜17:00
場所:神戸大学大学院経営学研究科 本館102教室 共催:神戸大学大学院経営学研究科

 このワークショップでは、トップアスリートが抱えてきたキャリア面での問題点を明らかにするとともに、そこから、人生設計・キャリアデザイン上での示唆を得ることを目的としています。多数の皆さまのご参加を期待しております。 

 プログラム
13:30〜13:40 テーマ説明 高橋 潔   (神戸大学大学院経営学研究科 教授)
13:40〜14:20 問題提起  金井壽宏   (神戸大学大学院経営学研究科 教授)
14:20〜14:40 コーヒーブレイク
14:40〜15:00 登壇者ご紹介
15:00〜16:40 パネルディスカッション
16:40〜17:00 質疑応答

パネリスト:田中ウルヴェ京 氏(メンタルトレーナー、株式会社MJコンテス取締役
               日本大学医学部講師、ソウル五輪シンクロデュエット銅メダリスト)
西野 努 氏(株式会社オプト・スポーツ・インターナショナル代表取締役、元浦和レッズ)
林 敏之 氏(NPO法人ヒーローズ 理事長、株式会社神鋼ヒューマン・クリエイト コンサルタント、
       元ラグビー日本代表)
金井 壽宏 (神戸大学大学院経営学研究科 教授)
司会:高橋 潔  (神戸大学大学院経営学研究科 教授)
           

講 師 略 歴(プログラム掲載順)

田中ウルヴェ京(たなか うるゔぇ みやこ)氏 
メンタルトレーナー、株式会社MJコンテス取締役、日本大学医学部講師、
ソウル五輪シンクロデュエット銅メダリスト

‘88ソウル五輪後、現役引退。89-99日本代表チーム、アメリカ、フランス代表コーチを歴任。7年間の米国留学中に3つの大学院にて、キャリアプランニング、認知行動療法を学ぶ。シンクロTV解説者としても有名だが、専門はスポーツ心理学。著書・訳書多数。
http://www.mjcomtesse.com/


西野 努(にしの つとむ)氏  
株式会社オプト・スポーツ・インターナショナル 代表取締役、元浦和レッズ

県立奈良高校、神戸大学経営学部を卒業して、Jリーグ初年度に浦和レッドダイヤモンズ入りした。1993年から9シーズンにわたって浦和レッズでセンターバックを務める。日本代表候補にも名を連ねる。現役引退後、浦和レッズのスカウトを経て、2003年8月、MBA取得のために渡英。2004年11月、リヴァプール大学フットボール・インダストリーズ・MBAを取得する。現在は、自身の会社の代表取締役をつとめる傍ら、講演・執筆活動・大学講師など多方面で活躍中。


林 敏之(はやし としゆき)氏 
NPO法人ヒーローズ 理事長、株式会社神鋼ヒューマン・クリエイト コンサルタント、
元ラグビー日本代表

1960年2月8日徳島県生まれ。徳島県立城北高校→同志社大学→神戸製鋼所。異名は「壊し屋」愛称は「ダイマル」白いヘッドキャップと口ヒゲがトレードマーク。大学3年から日本代表のロックとして活躍。日本代表を13年間務め、代表キャップ38。神戸製鋼の7年連続日本一にも貢献。90年、オックスフォード大学留学中にケンブリッジ大学との定期戦に出場しブルーの称号獲得。オックスフォード歴代ベスト15、世界選抜にも選出、92年には英国の名門バーバリアンズ・クラブに招待された。同志社大学・神戸製鋼・日本代表ではキャプテンを務めた。蠖盛櫂劵紂璽泪鵝Εリエイト勤務。NPO法人ヒーローズ設立、理事長に就任。感性教育をテーマに活動している。

 よい会合になりますように祈りつつ、当日をわたし(金井)も。高橋さんとともに、楽しみにしております。










 
posted by: 金井壽宏 | 2007.06.12 Tuesday | 18:13 |
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posted by: - | 2009.08.06 Thursday | 18:13 |